荒廃農地と太陽光発電について

諏訪原 前
cof

こんにちは、ソーラーファーム山形です。

 

弊社の所在地である山形県は、自然が豊かで、農業が盛んに行われており、

さくらんぼ、りんご、ぶどう、ラフランスなどの美味しい果樹がたくさん栽培されています。

山形盆地

 

 

しかし、近年、農業従事者の高齢化と、後継者不足により、耕作放棄地が増加傾向にあります。

 

農家は儲からない、農業では食っていけない、農業は天候に左右されて大変だ、そういったことで、農家を引き継がない人が多く、次々と耕作放棄地が増えているというのが現状です。

 

私の家系も、祖父が果樹農家でしたが、父親は会社員で、祖父が高齢となってからは、規模を縮小し、兼業で出来る範囲で、農家をしております。

また、今から3年前、自宅から離れた場所にある畑を貸していたおじいさんから、高齢化で耕作できないということで、畑を返されることになった際に、私の父は、遠いところは耕作するつもりがないという考えでした。

 

小さい頃に祖父の畑で走り回った記憶がよみがえり、久しぶりに畑を見に行きました。

諏訪原 前

立派に育っていたさくらんぼの木が伐採されていました。

 

近隣を見渡すと、さらに耕作放棄地ばかりです。

耕作放棄地 諏訪原

 

その時、何か、急に感じるものがありました。

山形県を代表するさくらんぼ、ぶどう、りんごといった果樹の畑が次々と荒れ果てた姿に変わりつつあります。

 

農家の方から色々と話を聞くと、農家の高齢化が非常に進み、今後、15年、もしかすると10年以内に、今の半数以上の畑が荒れてしまう可能性がある。

そんな状況にあることを知りました。

 

このままではいけない、優良農地を守るためには、自分に何ができるだろう?

そう考えたとき、6年前より行っている太陽光発電事業がヒントとなりました。

 

ソーラーシェアリング1

太陽光パネルの下で農業を行うソーラーシェアリングというものがあります。

 

これがあれば、太陽光発電という安定した収入を得ながら、農業という自分ではまだ不確かなものでもやっていけるのではないか?

地球環境に優しいエネルギーを生み出しながら、地域の優良農地を守ることができるのではないか、そう思いつきました。

 

そんなことから、このソーラーファーム山形を起業しました。

 

これから、耕作放棄地や荒廃農地を再生させます。

美味しい果樹をたくさん作ります。

 

菅総理に交代し、再生可能エネルギーに追い風が吹いています。

荒廃農地の規制緩和で転用が可能になるかもしれません。

しかし、転用して太陽光発電事業をするだけでは意味がありません。

農地を再生させ、価値あるものへと蘇らせる必要があります。

 

地元である山形県、山辺町の農業を盛り上げ、日本の農業を守っていく、そういう決意で、進めていきます。

 

是非、応援よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です